lanケーブルの仕様であるTXとは

lanケーブルの仕様のひとつにTとTXがありますが、最大の性能を発揮するためにはホームゲートウェイやブロードバンドルーターに搭載されているlan端子とlanケーブルの仕様を統一する必要があります。

最大1000Mbpsの伝送速度を持ったシステムを例にすると1000Base-TXでは4本のラインを1本のケーブルに束ねており、片方が最大500Mbpsの送信を行うラインが2本で合計1000Mbps、もう片方が最大500Mbpsの受信ができるラインが2本で合計1000Mbpsという構成で、イメージとしては片側2車線の上り線と下り線のある高速道路のイメージです。

その一方で1000Base-Tでは最大250Mbpsの送信と受信の両方が行えるラインが4本用意され合計1000Mbpsとなっています。lanケーブルの製品では1000Base-TXはカテゴリ5eと6に対応しており、1000Base-Tはカテゴリ6に対応しています。1000Base-Tは4本のライン全てが送受信を行う必要があるために回路の複雑さから来る生産工程と部品点数と共にコストも増加していましたが、後に開発された1000Base-TXではカテゴリ6限定となりますが、4本のラインのうち2本ずつを上り専門と下り専門に特化させる事で部品点数とコストの削減に成功し商品の価格がリーズナブルとなったのと同時に、周波数特性も向上しより安定した高速通信を実現しました。

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