lanケーブルにはさまざまな種類がありますが、その形状などにもタイプがあります。

ですので、使用する環境によって最適なものを選ぶことが可能です。まず、lanケーブルの内部の形状に関しては、最も基本的なものとしてはUTPケーブルと呼ばれているものがあり、芯線に外部電波の干渉を防ぐためのシールドが施されていないものを指します。それに対してシールドが施されているものとしてはSTPケーブルと呼ばれるものがあり、ノイズに強く、ネットワークが混線するような環境に適しています。さらにSTPよりノイズに強いものとしては2重シールドケーブルと呼ばれるものがあり、より安定した通信が求められる場合に向いていると言えるでしょう。

次に、lanケーブルの外部の形状に関しては、輪切りにした状態で丸い形をしたものが一般的だと言えます。しかし他にも平たい形をしたフラットケーブルと呼ばれるものがあり、カーペットの下に通すなど見た目をスッキリさせたい場合に便利です。そしてlanケーブルは、一般的にはあまり折り曲げないほうが良いとされていますが、高屈曲ケーブルと呼ばれるものは折り曲げに強いため、配線環境が複雑な場合などに用いられます。さらにケーブルが長すぎる場合は、その余りが気になるという場合もありますが、巻取りケーブルと呼ばれるタイプであればコンパクトに収納することが可能です。それに巻取りタイプのものは持ち運びにも便利だと言えるでしょう。