配線ダクトを塗装する際には設置をする前に行うのが良い方法です。

設置をした後だと室内を汚してしまう恐れがあるほか、取り付け部分に隠れてしまう部分が発生し十分に美しく仕上げることが難しくなってしまう恐れがあるためです。配線ダクトは通常さまざまな色に塗装されていることが多く、その色をあらかじめ選ぶことによって新たに塗装を行う必要はありません。設置場所に合った色を選べば良いのですが、どうしても色を塗り直さなければいけない場合には取り付ける前に塗り直さないと隠れてしまう場所があるほか、ムラなく上手に塗ることが難しくなってしまう場合もあるのです。

さらに配線ダクトによっては絶縁塗装などが施されている場合もあり、この場合にはその絶縁を妨げないように塗料を選ぶことも重要となってきます。配線ダクトは電源ケーブルなどが設置される場合もあるため、その特性を十分に意識しないとトラブルを発生させてしまうこともあるので気をつけなければならないのです。さらに種類によっては塗装を行うことができないものもあるので確認をすることが大切です。

配線ダクトを選ぶ際には色を塗り直すことがないように自分の使用する場所の環境に合ったものを選ぶことが必要になります。また絶縁等が施されている場合もあるので、基本的にはそのまま利用することが最も安全で確実であることを忘れず、万が一色を塗り直すなど様々な手を加える場合には、その安全性を十分に確認してから行うことが重要となるのです。