配線ダクトのいくつかのタイプ

ネットワークの構築、電力の供給などによって電子機器にはいろいろな配線が必要です。

複数の電子機器があればそれだけ配線の数や種類も増えていきます。そのまま放置しておくと引っかかることや踏みつけることがあり、怪我やトラブルの原因になります。じゃまにならないようにきれいにまとめるためには配線ダクトが必要です。難燃性の樹脂で作られていることがほとんどで、いつでも配線を収納できるようにコの字になっていて、後から蓋ができる構造です。配線ダクトは形状によっていくつかの種類に分けることができます。

配線ダクトの設置場所は、壁沿いが多いためコーナーでも使えるように90度に曲がったLタイプや取り付けが困難な時にダクト自体が2つに分離できるセパレータータイプがあります。ダクトの側面には通気性や軽量化のための孔がありますが、一部に切り込みのあるCタイプや全く孔のないNタイプなども用意されています。設置する場所の距離に応じて長さを決めて、収納する配線の太さや本数に応じて幅を決定します。

また、狭いところでは高さや幅がないようなものも選ぶことができます。一度設置してしまうとなかなか交換することが難しいので、少し余裕を持った条件で選ぶと安心です。設置場所が湿気の多いところや屋外などでは特別な配慮が必要になるので、材質から検討することも重要です。配線ダクトは見た目にすっきりさせるだけでなく、中にある配線を保護してトラブルを減らすことが目的です。

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