現在、無線LANによるインターネット接続（Wi-Fi）が人気です。

手軽でもあり複数の機器の接続もできるため、多くの場面で利用されるようになりました。しかし、電波の性質上屋外に漏れ出たり、また別の電波に影響を受けたりすることもあります。そのため、ネットバンキングなどの重要な情報を扱う場合やオンラインゲームなどデータの伝達が遅れてほしくない場合などは、lanケーブルを用いた有線LANでネットワークを構成することが有効です。

有線LANに用いるlanケーブルには通信速度や周波数によりカテゴリという規格が決められています。現在の光通信では1Gbpsの通信速度が実現されているため、カテゴリ5e以上のケーブルを用いることが実用的です。カテゴリ5eの場合は、通信速度は1Gbps、周波数は100MHzです。6では通信速度は1Gbps、周波数は250MHz、6eでは通信速度が10Gbps、周波数が500MHz、7では通信速度が10Gbps、周波数が500MHz、7Aでは通信速度が10Gbps、周波数が1、000MHzとなっています。

カテゴリの数字が大きくなるほど大量のデータを高速で通信できますが、それに応じて価格も高くなるため、用途と必要なケーブルの量を考えて選択することが必要です。また、配線する長さが10m以上と長い場合には、単線構造のlanケーブルの使用が適していますし、５ｍ以内の短い距離の場合はより線構造のケーブルが適しています。このように、lanケーブルには多くのタイプがあるため、配線する場所の状況に応じた選択が大切になります。