テープと比較した結束バンドの強み

プラスチックでできた細長いバンドに、差し込み用の部分が付いたものが結束バンドです。

バンド部の先はさらに細く鋭い形をしていて、差し込んで輪を形作ります。主に何かを固定したり、ひも状のものを束ねる時に使用されます。差し込む部分には凸型のパーツが付いていて、バンドに刻まれた溝がそれに噛み合う凹の役割を果たしてしっかりと噛み合います。

バンド部の溝は隙間なく無数に刻まれているため、好きな場所で止めることが可能です。結束バンドと似たような使われ方をする道具として粘着テープが挙げられますが、結束バンドは長時間使用しても粘着部分が使用している対象に移ることがありません。またテープは重力などの影響で緩むこともありますが、その点の心配もほとんどないという強みがあります。

結束バンドは基本的に使い捨てであり、一度差し込むと逆方向へ移動させることは非常に困難です。しかし百本単位で販売されていることもあり、1本あたりで換算しても非常に安価であることから、何度でも使い捨てることができます。またその他にも特殊なタイプとして逆方向に移動して緩めることが可能になったものも存在します。

ただ結束バンドはしっかりと固定してしまい、緩めることも不可能である点が逆にデメリットとなることがあります。取り外すためにはニッパーやカッター、ハサミといった刃物類が不可欠で、人の力ではバンドをちぎることはもちろん差し込み部を逆流させることも非常に困難です。何度も束ね直すような部分はテープと使い分けた方が良いでしょう。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *