配線ダクトの二つのタイプ

配線ダクトは、分電盤や配電盤の中にある電線を保護するために使用されています。

一般的に使われている素材は、合成樹脂です。電線を使用する場所では、数多い配線をまとめて収納する必要があります。また、電線が露出している状態だと断線してしまうおそれがあるため、配線ダクトは電線を守るために使われています。配線ダクトは、「金属ダクト」と「金属線ぴ」の2種類のタイプに分かれています。金属ダクトは、素材に金属が使用されているタイプです。一般的に幅5cm以上厚さ1.2mm以上のものが「金属ダクト」と呼ばれています。

金属線ぴは、幅5cm以下の小さいサイズのものを指します。ケーブルを保護するという意味では金属ダクトと目的は同じですが、このサイズのものは通常「ダクト」とは言いません。小型の「1種金属製線ぴ」、大型の「2種金属製線ぴ」の二つのタイプに分類できます。用途や使用環境によってさらに細分化されているので、目的に合わせて使うようにしてください。

それぞれ違う環境で使われていますが、配線ダクトが使われることが多いのは、施設に電気を安全に供給するための分電盤や配電盤の中です。多くの電線が張り巡らされています。分電盤や配電盤の中はスペースがあまりないので、まとめて配線しなければなりません。ショートしないように安全性に配慮し、分電盤や配電盤をメンテナンスしやすくするために適切なサイズにカットされた配線ダクトが使用されています。

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