様々な設置が可能な配線ダクト

配線ダクトは配線がむき出しにならないので断線のリスクが減り、引っかかって転ぶような事故も減らすことができます。

通常は壁沿いや天井に取り付けて歩行のじゃまにならないように工夫されます。通信機器は一箇所にまとまっているわけではないので、途中で分岐したり、合流する必要があります。そのためには道路のように途中でT字に分岐したり、L字に曲げることも必要です。曲げる方向は二次元的ではなく、天井から壁に分岐するように三次元で考える必要があります。

そんな時に便利なのが側面を切り取って分岐できるタイプの配線ダクトです。分岐したいところで側面を切り取るだけで必要な配線を取り出すことが可能です。配線ダクトには側面に等間隔で孔があります。軽量化とダクト内部の通気性のためですが、Cタイプと呼ばれるものは別の目的があります。それが側面の切り取りによる分岐です。Cタイプは側面の孔に縁まで切り込みがあり、適当なところで折り曲げて取り外すことが可能です。

折り曲げた部分からは配線を取り出すことができるため、そこから通信機器に繋いだり、新たに配線ダクトにすることで自由に位置を変えることができます。この方法であれば分岐したい場所に合わせてダクトの長さを調整する必要もなく、場所が移動した時にも臨機応変に対応することが可能です。配置変更が行われるような場所に設置する時にはこのタイプのダクトを選んだ方が自由度が高くて便利です。

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