lanケーブルは仕様を統一する

2018年頃から通信各社による世界最速の下り最大10Gbpsもの伝送速度を誇るサービスのスタートが相次ぎ、ユーザーもネットワーク環境の刷新が求められています。

そんな時に陥りがちなのが以前よりも高速な新サービスに移行したにも関わらずさほどのパフォーマンスを得られないケースがありますが、その原因のほとんどは異なる仕様のlanケーブルを使用しているケースです。

ネットワークサービスではlanケーブルの仕様が指定されており、現在最も普及している1Gbpsのサービスではホームゲートウェイに内蔵されているlanコネクタやパソコンなどの端末に内蔵されているlanアダプタをはじめとしたインターフェイスと、それらの全てを結ぶlanケーブルはカテゴリ5eまたは6に統一する必要があり最大で1Gbpsのデータ通信に対応しています。

その一方で10Gbpsのサービスに移行してそのままの環境で利用した場合には遅い方に合わせる仕組みになっているため、せっかく10Gbpsの回線がそこまで来ているにも関わらず最大で1Gbpsしか出ないという状態になってしまいます。この事態を打開するためには全てのインターフェイスとlanケーブルを10Gbpsに対応したカテゴリ7以上の仕様を持った製品に入れ替える必要があります。高速通信サービスに移行してパフォーマンスが発揮されていないと感じたらネットワーク環境を見直すことが解決への第一歩です。

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